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 ベリタスソフトウェアは2003年3月14日,同社が提供するストレージ関連ソフトのLinux対応を強化すると発表した。今後,「エンタープライズ向けの全製品をLinuxに対応させる」(米Veritas Software Director,Linux StrategyのRanajit Nevatia氏)。

 まず2003年4月にファイル/ボリューム管理ソフト「Foundation Suite」のLinux版を出荷する。クラッシュ時のリカバリ時間の短縮やオンライン時のデフラグメンテーションなどを可能にするソフトウエアである。続いて,クラスタリング・ソフト「Cluster Server」とバックアップ・ソフト「NetBackup」の2製品のLinux版を,2003年第2四半期に提供する。

 「Linuxがエンタープライズ・レベルのシステムに採用されてきて,ストレージ管理ソフトが必要だという顧客の声が上がってきた」(Nevatia氏)ため,Linux版の出荷に踏み切ったという。「Linuxは,今までのOSと比べて類を見ないスピードで成熟し,受け入れられていくと見ている」(同)。Linux版は,基本的にUNIX版と同じコードを使用しており,ソフトウエアの機能自体には制約はないとしている。

 「Foundation Suite 2.0 for Linux(英語版)」の出荷開始は2003年4月11日で,価格は24万8000円から。「エントリー価格は,Solaris版の3分の1とし,購入しやすくした。ただし,4CPU以上の構成ではSolaris版と同じ価格になる」(Nevatia氏)。NetBackupはWindowsサーバー版と同じ価格になる。

 サポートするLinuxディストリビューションは,Red Hat Linux Advanced Server 2.1日本語版である。ただし「長期的には,United Linuxもサポートしていきたい」(Nevatia氏)という。

 そのほか,Linux版を国内でリリースする計画がある製品は,レプリケーション・ソフト「Volume Replicator」,遠隔地で利用可能なクラスタリング・ソフト「Global Cluster Manager Agent」,SAN(Storage Area Network)管理ソフト「SANPoint Control」,Oracle9i Databaseのストレージ管理の可用性と管理性を向上させる「Database Edition/Advanced Cluster for Oracle9i RAC」,SAN環境でのデータ共有を実現する「SANPoint Foundation Suite」の5製品である。

(松山 貴之,高橋 信頼=日経システム構築)