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 マイクロソフトは10月17日,Windows CE向けアプリケーション開発ツール「eMbedded Visual Tools 3.0日本語版」の無償配布を開始すると発表した。同社のWebサイトでCD-ROMの郵送を申し込めば,送料(実費)のみで入手できるようになる予定だ。ただし10月20日昼の時点では,日経ソフトウエア編集部から注文用のページにアクセスすることができなかった(「Sorry, the product you were looking for is not available.」と表示される)。近く申し込み可能になるとみられる。

 eMbedded Visual Tools 3.0は,Windows CE 2.11,2.12および3.0をベースにしたプラットフォーム用のアプリケーションを開発するためのツール・スイート。市販のPocket PCやHandheld PC Pro,Palm-size PC 1.2マシンなどのアプリケーション開発に利用できる。開発作業はWindows 98 Second Editon/NT 4.0/2000などのデスクトップ・マシン上で行い,作成した実行ファイルをCEマシンに転送してテスト/デバッグする。Handheld PC Pro,Palm-size PCについてはエミュレータを同こんしているため,NT/2000上でエミュレーション実行することも可能だ(98SEではできない)。eMbedded Visual Tools英語版と異なり,Pocket PC用のエミュレータは付属していない。

 製品には,Visual Basic,Visual C++のCE版であるeMbedded Visual Basic 3.0,eMbedded Visual C++ 3.0,およびSDK,リモート・ツール,ドキュメントなどが含まれる。これらのツールは単体で動作するため,以前のWindows CE Toolkitと違って,別途Visual BasicやVisual C++の製品版を用意する必要はない。両ツールとも,Win32用の製品版Visual Basic/Visual C++とほぼ同等の操作性を持つ統合開発環境を備えており,入力補完機能のIntelliSenseなども利用できる。eMbedded Visual C++では,MFC(Microsoft Foundation Classes)やATL(Active Template Library)のWindows CE版も利用可能。CommandBarなどのWindows CE特有のGUIを作成するためのコントロールも用意する。

 また同社は10月17日,Windows CEの組み込みシステム開発者向け拡張キット「Windows CE 3.0 Add-on pack日本語版」を2000年中に出荷開始すると発表した。Windows CE 3.0の機能を拡張する各種コンポーネントとSDK,システム解析ツールなどを含んでおり,CE 3.0ベースのシステムにXMLパーサーやICS(Internet Connection Sharing),PPTP(Point-to-Point Tunneling Protocol)といった機能を追加できる。同社の組み込みシステム開発ツールPlatform Builder 3.0のアドオンとして組み込むことが可能。Platform Builderのユーザーには無償で提供するという。(日経ソフトウエア)