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 インプライズは12月7日,来日した米InpriseのDale L. Fuller社長兼CEO(最高経営責任者)と安藤由男社長とともに記者会見を行った。ここで,Linux向け開発ツールKylix(開発コード名。関連記事はこちら)をはじめとする製品投入計画や社名変更(関連記事はこちら)に関して説明した。

 注目のKylixについて,Fuller社長兼CEOは「2001年第1四半期に英語版を出す」と言明した。日本語版については「その後8週間以内に日本語版を出荷する」(インプライズの大野元久営業本部マーケティング部RADツール担当プロダクトマネージャー)という。2001年第2四半期にはDelphiの新バージョン「Delphi 6」(英語版)を投入する。コンポーネント・ライブラリCLX(クリックス,関連記事はこちら)を採用するなど,Kylixとのプロジェクト互換が実現される見込みだ。2001年第3四半期にはJBuilderの新バージョン(英語版)も製品化するという。また米国ではこれに先立ち,来週(12月10日からの週)にアプリケーション・サーバーの新バージョンを発表する予定だ。名称は「Inprise Application Server(IAS)」から「Borland Application Server(BAS)」に変更する。

 Inpriseは「Developers Services Portal(DSP)」と呼ぶサービスを展開することもすでに表明している。このDSPについてFuller社長兼CEOは「ソフトウエア開発をコンセプト作りから開発,展開(deployment),保守するところまで支援するサービスだ」と説明した。ただ,サービス主体へ業態転換というわけではないようだ。「DSPはこれから3年にわたって進めていく当社の新しい成長戦略で,当社の力の2割を注ごうと考えている。あとの8割は既存のRAD(Rapid Application Development)ツール,Java開発ツール,アプリケーション・サーバーに使う」。

 一方,社名変更については,米Inpriseは2001年1月1日から正式に「Borland Software Corporation」となる。また,インプライズの社名は「ボーランド株式会社」になることが決まった。ただし,日本法人の社名変更の期日について,安藤社長は「早急に」とコメントするにとどまった。

(日経ソフトウエア)

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