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 サイボウズは7月に,Webブラウザから利用するタイプのデータベース管理システム「サイボウズDBメーカー」を発売/出荷する。これに先立って4月23日に,Windowsで稼働するベータ版を公開した。希望者は使用期間限定版(7月31日まで)を,同社のWebサイトでダウンロードできる。UNIX版(Linux,FreeBSD,Solaris)は5月1日に公開する。

 サイボウズDBメーカーでユニークなのは価格体系。ユーザーが支払う料金は,「使用する期間」と「使っているデータベースの個数」によって決めるようにする。サーバーが何台でも,クライアントが何台でも関係ないわけだ。アプリケーションの機能を期間貸しして料金を徴収する「ASP(Application Service Provider)」の発想に似た価格体系と言える。目安としては,本運用データベース30個程度を1カ月利用した場合で約2万円程度を予定しているという。

 ユーザーはWebブラウザからデータベース管理システムにアクセスして,データベースの作成,フィールドの作成,アクセス権の設定,レコードの追加/閲覧/絞り込み/ソート,カンマ区切りテキストのインポート/エクスポートなどを行える。レコードの表示方法をユーザーが切り替える「ビュー」という機能もある。

 サイボウズDBメーカーのエンジンには,同社が従来から使用している独自開発のオブジェクト指向データベース管理システム「CyDE」のものを使う。稼働OSは,Windows NT4.0 Workstation/Server,Windows 2000 Professional/Server,Linux 2.x,FreeBSD 2.x/3.x,Solaris 2.5.1/2.6/7/8(SPARC版)。リレーショナル型ではないし,ODBC(Open Database Connectivity)にも対応していないので馴染みにくいと感じる開発者もいるかもしれない。ただし今後は開発者向けに,CyDEのスクリプト仕様やAPI(Application Programming Interface)を公開することを検討しているという。

 サイボウズは機能を絞り込むことによって,低価格で使い勝手のよさを実現したグループウエア製品「サイボウズOffice」「サイボウズプロジェクト管理」「サイボウズワークフロー」などで知られるソフトハウス。今回の新製品は,価格や機能詳細などで最終的に決定していない部分もあるが,同様のコンセプトに沿った戦略製品と言える。

(日経ソフトウエア)