JBuilder 5の最も大きな特徴は,Web関連のシステム開発機能を強化したこと。XML(Extensible Markup Language)を使った開発をサポートし,Webサービス対応のアプリケーションを開発できるようになる。さらに,対応するアプリケーション・サーバー製品として,これまでサポートしてきたBorlandのAppServerと米BEA SystemsのWebLogic Serverのほかに,米IBMのWebSphereを加えた。他の特徴として,ソースコードのバージョン管理ツールとして米MicrosoftのVisual SourceSafeに対応した,などがある。
新版の製品は3種類,(1)同社のWebサーバーから無償でダウンロードできる「JBuilder 5 Personal」(従来版での名称は「JBuilder 4 Foundation」),(2)サーブレットやJSP(JavaServer Pages)の開発に向く「JBuilder 5 Professional」,(3)EJB(Enterprise JavaBeans)の開発に向く「JBuilder 5 Enterprise」,である。いずれも,Windows,Linux,Solaris上で動作する。価格は(2)が999ドル,(3)が2999ドルで,従来版と同じ。(1)については同じ内容をCD-ROMに収録したパッケージ版を販売する。こちらの価格は99.95ドル(JBuilder 4 Foundationのパッケージ版は49.95ドル)。