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 米Palmは,8月17日に,米Beの知的財産と技術資産を1100万ドルで買収すると発表した。買収は2001年第4四半期に終了する予定。

 BeOSは,WindowsやMacOSと同様のGUIを備えており見かけはさほど目新しくない。特徴は,動画などのコンテンツ制作に適したOSとして設計されていることである。8個までのプロセサにOSが自動対応する,64ビット・ファイル・システムを搭載し,ファイルの最大長を18EB(1.8×10の19乗バイト)とするなど先進的な設計が光っていた。  今回の買収の目的は,Palmの発表資料によると「次世代PalmOS開発に向けた布石であり,Beの買収によって開発ツールやインターネット技術,マルチメディア技術の強化を図る」としている。

 Beは米Apple Computerの製造部門の責任者だったJean-Louis Gassee氏が1990年に創設したOS,パソコン・メーカー。1996年に専用コンピュータであるBeBox上で動作するBeOSの出荷を開始した後,1997年にはPowerMacintosh版を,1998年にはPC互換機用のBeOSを出荷した。日本語版もある。1998年に日本語版BeOS R4Jが登場すると,日立製作所が同OSを搭載したパソコンを発売するなど,パソコン用OSとして選択肢の一つになった。Beは,2000年にインターネット端末向けプラットフォーム「BeIA」を開発し,デスクトップOSから組み込みOSに舵を切っている。

(日経ソフトウエア)