PR
 ジャストシステムは11月2日に,Javaで開発したオフィス・ソフト「Just Arks」の出荷を開始する。ワープロ・ソフト「一太郎Ark1.1」,表計算ソフト「CalcArk」,プレゼンテーション・ソフト「PrezArk」の三つが含まれており,価格は1万5000円。9月20日から,印刷機能などに制限を加えた試用版「Just Arks Trial Edition」を無償でダウンロードできるようにした。

 それぞれのソフトは標準で,印刷,URLからのファイル読み出し,マイクロソフト製品からのデータ変換など約10種類のプラグイン・ソフトを備える。ジャストは今後プラグインの品ぞろえを拡充し,ニーズに合わせてソフトの機能を拡張できるようにする計画だ。CalcArkとPrezArkは,2000年7月以降,ベータ版(Technical Preview)を同社のWebサイトで公開していた(ベータ版の名称はそれぞれ「Choco」と「Muffin」)。これらのベータ版に比べると,CalcArkは選択範囲をドラグアンドドロップして移動する,コピー操作をする,日本語辞書順でソートを行うなどの機能を追加。PrezArkには,SVG(Scalable Vector Graphics)の画像を貼り付け可能にするなどの改良を加えた。

 Just Arksの対象OSは,Windows 95/98/Me/NT4.0/2000,LASER5 Linux6.2,Turbolinux Workstation 日本語版6.0,SPARC版Solaris 2.6/7/8など。動作には,JDK(Java Development Kit) からJavaコンパイラなどを除いた部分であるJRE(Java2 Runtime Environment)1.2.2以降が必要。ただし,Just ArksにWindows用などのJRE 1.3.1が付属するので,別途入手する必要はない。またジャストは,Just Arksの購入者を対象に,同社がインターネット上に設置したディスクの使用権(50MB)を付与。このディスクにファイルをアップロードしたり,ダウンロードするためのJava製ツール「IDisk Tool for Java」を,ダウンロード・サービスで提供する。

 ジャストシステムは,1999年12月に出荷開始した一太郎Arkなど,Javaで開発し,WindowsやLinuxなどOSに依存せずに動作するアプリケーション・ソフトを充実させており,今回のオフィス・ソフトの出荷につながっている。現在,JPEG形式やBMP形式の画像ファイルを加工するためのフォトレタッチ・ソフト「Aurora(開発コード名)」を開発中である。Just Arkの登録ユーザーには,無償でAuroraのベータ版(Technology Preview版)のダウンロードができるようにする。

(日経ソフトウエア)