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 Web技術の標準化機関W3C(World Wide Web Consortium)は10月16日,XML(Extensible Markup Language)文書の表示方法を指定する仕様「XSL(Extensible Stylesheet Language)1.0」を勧告(Recommendation)として公開した。これにより,XMLの利用用途が現在主流のデータ交換に加え,論文,報告書,書籍,公的文書など,さまざまな文書メディアに広がることが予想される。

 XSL 1.0は,Webページや書籍などの「文書(Document)」にXML文書を表示する組版に関する仕様。XMLデータ変換を行うXSLT(XSL Transformations)と,脚注/ヘッダー/段組などの情報を定義するFO(Formatting Objects)の二つの仕様で構成する。このうち,XSLTについては1999年11月,XSLT 1.0として先に勧告。米Microsoftの最新ブラウザInternet Explorer(IE)6 が標準サポートするなど,急速に普及しつつある。今回,FOの部分の標準化が終了し,ようやくXSL 1.0として勧告された形だ。

 XML文書やHTMLの表示方法を指定する仕様としては,すでにCSS(Cascading Style Sheet )がある。W3CによるとXSL 1.0はCSSを補完するものであり,両者には完全な互換性と相互運用性が確保されているという。

(日経ソフトウエア)