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 ボーランドは,Java開発ツールの新版「JBuilder 6」,Linux用開発ツールの新版「Kylix 2」,アプリケーション・サーバーの新製品「Borland Enterprise Server(BES)」を相次ぎ出荷する(表を参照)。出荷開始はJBuilder 6の無償版である同Personalが2002年1月,ほかはすべて2001年12月。KylixとJBuilderはそれぞれ,5月と7月に前バージョンを国内出荷したので,極めて速いペースのバージョンアップと言える。


 JBuilder,Kylixともに企業の大規模システム向けの改良が目立つ。JBuilder 6で追加したのは,(1)クラス名の変更やパッケージ間の移動を支援するリファクタリング機能,(2)コードからJavaDoc形式のHTML文書を生成する機能,(3)コードからUML(Unified Modeling Language)図を生成する機能,(4)EJB(Enterprise JavaBeans)2.0準拠のセッションBeanやエンティティBeanをビジュアルに開発する「EJBデザイナ」,(5)JUnit(オープンソース)を使ったテスト機構,など。ただし,(1)と(2)はProfessional版とEnterprise版,(3)~(5)はEnterprise版のみの機能。


 Kylix 2は,Webサービス作成の「BizSnap」,Webアプリケーション開発支援の「WebSnap」,分散システム構築用の「DataSnap」,ORB(Object Request Broker)製品VisiBrokerの搭載によるCORBA対応が新機能。これらはEnterprise版のみが備える。
 BESは名称の上では新製品だが,さほど新味は無い。VisiBroker Edition(VE)はVisiBrokerの後継,AppServer Edition(AE)はアプリケーション・サーバー製品AppServerの後継である。無償版のWeb Editionは,WebサーバーのApache 1.3とサーブレット・コンテナのTomcat 4.0(いずれもオープンソース)に,自社開発の管理ツールとIIOP(Internet Inter-ORB Protocol)通信機能を追加したもの。


製品名 エディション名 価格など
JBuilder 6 Personal 無償。マニュアル(書籍)は別途4800円で販売
Professional 6万8000円。BES Web Editionの開発ライセンスを含む
Enterprise 36万円。BES AppServer Editionのメディアと開発ライセンスを含む
Kylix 2 Open Edition 無償
Professional 6万8000円
Enterprise 24万円
Borland Enterprise
Server(BES)
Web Edition 開発ライセンスは無償。メディア+運用ライセンスが6万8000円
VisiBroker Edition メディアが7万円。開発/運用ライセンスが20万円/60万円
AppServer Edition メディアが7万円。開発/運用ライセンスが20万円/150万円


(日経ソフトウエア)