日本コンピュウェアは5月13日,統合デバッグ支援ツールの新版「DevPartner Studio 6.6 日本語版」を出荷開始した。価格は32万8000円。
DevPartner Studioは,Visual Basic,Visual C++,Java,ASP(Active Server Pages)でアプリケーションを開発する際のテストとデバッグを支援するツール・スイート。メモリー・リークなどのエラーの検出,パフォーマンス分析,コード・カバレッジ分析などを行うツールで構成される。同こんするツールの内容は下表の通り。
新版では,VBのソースコード分析ツールCodeReviewに,VB .NETへの移行を支援するためのコーディング・ルールを追加し,VB .NETで問題が生じるコードに対して警告を発するようにした。加えて,VBのモジュールの依存関係をチェックするクロス・リファレンス機能を搭載。Java用のツールは,JDK 1.3に対応したほか,サポートするアプリケーション・サーバーの種類も増加している。
今回出荷したバージョンは基本的にマイクロソフトのVisual Studio 6.0をターゲットとしたもので,Visual Studio .NETには対応していない。.NETアプリケーションのパフォーマンス分析やカバレッジ分析をサポートする新版7.0については,米国で8月下旬に出荷予定の英語版を,国内で9月中旬をメドに出荷する。7.0日本語版の出荷は,2003年第1四半期を予定しているという。
(日経ソフトウエア)
対応言語 | ツール | 機能 |
Visual C++ | BoundChecker Visual C++ Edition | メモリー・リークなどのエラーを検出する |
TrueTime Visual C++ Edition | 最適化のためのパフォーマンス分析を行う | |
TrueCoverage Visual C++ Edition | ソースコードがどの程度テストされているか(コード・カバレッジ)を調べる | |
Visual Basic | CodeReview | ソースコードを分析して問題点を報告する |
SmartCheck | ランタイム・エラーを分析 | |
TrueTime Visual Basic Edition | 最適化のためのパフォーマンス分析を行う | |
TrueCoverage Visual Basic Edition | ソースコードがどの程度テストされているか(コード・カバレッジ)を調べる | |
FailSafe | 実行時に発生したエラーについての情報を収集する | |
Java | JCheck | スレッドやイベントの情報をビジュアルに表示する |
TrueTime Java Edition | 最適化のためのパフォーマンス分析を行う | |
TrueCoverage Java Edition | ソースコードがどの程度テストされているか(コード・カバレッジ)を調べる | |
MemoryProfiler | Java仮想マシンのメモリーの使用状況を分析する | |
ASP | TrueTime WebScript Edition | 最適化のためのパフォーマンス分析を行う |
TrueCoverage WebScript Edition | ソースコードがどの程度テストされているか(コード・カバレッジ)を調べる |