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 マイクロソフトは,Macintosh用の仮想マシン・ソフト「Microsoft Virtual PC for Mac Version 6.1」を8月29日出荷開始する。Virtual PC for Macはいわば,Macintosh上にPC AT互換機の環境を実現するエミュレータ・ソフト。これを使うと,Macintosh上でWindowsを動かし,その上でWindows用アプリケーションを利用できるようになる(LinuxなどPC AT互換機上で動作するWindows以外のOSの動作はサポート対象外)。価格は1万5800円。既存のVersion 5.0ユーザー向けに1万800円の「バージョンアップグレード版」を用意し,既存のVersion 6.0ユーザー向けにアップデート・モジュールを無償でダウンロード提供する。

   マイクロソフトはさらに,Virtual PC for Mac Version 6.1にWindows 2000 Professional,同 XP Home Edition/Professionalの日本語版(1ライセンス)のいずれかを同こんした製品も用意する。これら3製品は,パッケージにWindowsのインストール用CD-ROMを付属したもので,価格は順に2万9800円,2万6800円,2万9800円。同こんするWindowsは,Virtual PC上に一つだけしかインストールできず,実機(PC AT互換機)にインストールすることはできない。

 Virtual PCは元々,米Connectixが開発・販売していた製品。2003年2月に米Microsoftが米ConnectixからVirtual PCを買い取り,6カ月で開発やサポートをConnectixからMicrosoftに移管すると表明していた。マイクロソフトはすでに2003年7月から既存のVersion 5.0と6.0のサポートを開始しており,今回のMac版の発売はVirtual PCの買収が完全に終了したことを意味する。実はVersion 6.1は,画面に表示されるロゴなどが異なるものの,機能の面では従来Connectix(日本ではメディアヴィジョン)が販売していたVersion 6.0と同じである。

 Virtual PCには,Mac版のほかにWindows(クライアント)版と,Windows Server版の「Virtual Server」もある。Windows版の新バージョンは2003年内に発売が予定されているが,発売時期,価格,バージョン名,追加される新機能などについては未定。Connectixが買収以前に,2003年3月ごろの発売を予定していたVirtual Serverについてもマイクロソフトは,現時点では発売時期は未定としている。

(日経ソフトウエア)