SPREADはVisual Basic 6.0などで既に広く使われているActiveXコントロール版の製品「SPREAD 6.0J」を,.NET Frameworkに移植した製品。米FarPoint Technologiesが開発し,グレープシティが日本語化した。.NET対応のSPREAD製品としては2003年6月にリリースした「SPREAD for .NET Web Forms Edition」があるが,これはWebサーバー上で動作するASP .NET用のコンポーネントだった。今回発表したWindows Forms対応版は,Windowsアプリケーションのフォームに張り付けて利用できる。プロパティやメソッドなどインタフェースのうちおよそ8割を従来と同じ仕様で作ってある。表計算機能は6.0Jとほぼ同等で,Excel文書や6.0Jの独自形式(SS6形式)ファイルの読み込みも可能。
El Tabelleはグレープシティが .NET Framework用に自社開発し,2003年2月にリリースした同1.0Jのバージョンアップ版。同社の入力インタフェース製品InputManの「拡張コンボボックス」型のセルやハイパーリンク型のセルを追加した。Windows XPのビジュアル・スタイルに対応し,デスクトップ・テーマに応じてユーザー・インタフェースのデザインが切り替わる。中国語版や英語版もバージョンアップする予定。
(日経ソフトウエア)