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 スウェーデンMySQLは2005年夏,オープンソース/商用のデュアル・ライセンスを特徴とするデータベース管理ソフト「MySQL」の次期版である5.0をリリースする。MySQLは検索の速さに定評があり,米Googleや米Yahoo!,楽天など多くの企業で使われている。3月22日現在,ダウンロードできる5.0はアルファ版だが,今週中にベータ版を公開する。

 5.0の最大の特徴は,データベースに格納するSQLプログラム「ストアド・プロシジャ」を利用できるようになること。レコードの追加や削除といったイベントが発生した際にストアド・プロシジャを呼び出す「トリガー」という機能も搭載する。ただ,商用のデータベース管理ソフトやオープンソースのデータベース管理ソフトとしてのライバルであるPostgreSQLでは,ストアド・プロシジャは当たり前の機能。同社設立者の一人であるDavid Axmark副社長は「これでようやく機能面でPostgreSQLに追いつく」と語る。

 ただ,MySQLの性能面での問題を指摘する声もある。4.1からサポートするようになったサブクエリーを含む複雑なクエリーの実行速度に問題があるというのだ。Axmark副社長も「サブクエリー実行の最適化には課題が残っている」と問題を認めている。5.0はすでにバグ・フィックスの段階に入っており,大幅な変更は難しいため,この問題には5.1以降で対処するという。

(日経ソフトウエア)