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 日本BEAシステムズはWebアプリケーション・サーバーの新版「BEA WebLogic Server 9.0J」の出荷を2005年8月10日に開始する。J2EE 1.4に完全対応したほか,可用性を高めてサービス停止時間を極力少なくするための機能を追加した。

 可用性を高めるために,クラスタ内でセッション情報をコピーしながら,データベースにセッション情報を出力できる機能を搭載。これにより,あるクラスタが障害によって機能を停止したときに,遠隔地にある別のクラスタがデータベースからセッション情報を読み出してサービスを継続することが可能になる。

 システムの負荷を監視し,プールするスレッド数を自動的に調節する機能も加わった。システム稼働後に手動でスレッド数を調整する必要がなくなる。また,アプリケーション管理を自動化するスクリプト「WLST(WebLogic Scripting Tool)」を搭載した。WLSTはスクリプト言語PythonをJavaで実装した「Jython」にWebLogic対応機能を追加したもの。

 アプリケーション開発では,Apache Beehiveの機能を実装することにより,SOA(Service Oriented Architecture)の考え方に基づいた開発が容易になった。さらに,システム間のメッセージのやり取りを支援する機能として,メッセージ送信先が機能していないときはメッセージを保管し,送信先が動き出したらメッセージを送信する仕組みを搭載した。SOAP 1.1,WSDL 1.1,JSR-181など,10種類のWebサービス標準に対応する。ほかに,Apache XMLBeans,Springなどのオープンソース技術に対応することで,オープンソース環境からスムーズに移行できるようにした。

 稼働OSはWindows 2000 Professional/Server/Advanced Server/Datacenter Server,Windows Server 2003 Standard/Enterprise/Datacenter,Windows XP,Red Hat Linux 3.0/4.0,Solaris 8~10,HP-UX 11i/11i V2。価格はシステム規模や構成によって異なるが,1CPUあたり198万円程度になるという。

(日経ソフトウエア)