米Sun Microsystemsは7月22日,RDB(リレーショナル・データベース)を使ったJavaアプリケーションの開発支援ツールJava Blend 1.0を発表,出荷開始した。SQL文を書かなくても,RDBのデータを利用したJavaプログラムを実現できるのが特徴。ERP(統合業務)パッケージ・ベンダー大手の蘭Baanと共同で開発した。価格は2995ドル。

 Javaはオブジェクト指向に基づく言語なので,ODB(オブジェクト・データベース)を使う場合はSQLなどを使わなくても透過的にデータベースのデータを利用できるが,RDBを使う場合にはデータへのアクセスにSQLなどを使う必要がある。Java Blendは,RDBデータとJavaオブジェクト間の自動マッピング機能を搭載することで,この手間を省けるようにした。

 このマッピング機能を使うと,例えば既存のRDBデータを使ってJavaアプリケーション用クラスを生成したり,逆にJavaアプリケーションのオブジェクトをRDBに格納する作業を自動化できる。RDBデータとJavaオブジェクト間の変換ルールを,開発者がカスタマイズすることも可能。これにより,Java開発者はJava以外の言語を使わなくても,RDBアプリケーションを作成できるようになる。マッピングの仕様は,ODBに関する標準化組織である米ODMG(Object Database Management Group)の標準に準拠しているという。

 対応するデータベースは,Oracle,Sybase,SQL Server。アクセスには,JDBC(Java Database Connectivity)ドライバを使う。Java Blendは,JDK 1.1互換のVM(仮想マシン)上で動作する。他のJava開発ツールとの併用も可能。