PR
 米Computer Associates Internationalが中心となって設立したコンソーシアムのMERIT(Maximizing the Efficiency of Resources in Information Technology)Projectが,ERP(統合業務)パッケージを使って実現したシステムが停止した場合にどれほど影響を及ぼすかを調査し,その結果を明らかにした。対象は全世界のITプロフェッショナル886人で,調査期間は98年4~5月。

 それによれば,ERPシステムが予期せずダウンする時間は,1週間に平均2.8時間。そのために失ったコストは1時間あたり平均3万5950ドル(約503万円),年間では平均503万ドル(約7億420万円)に達していた。回答者の20.9%が「年間損失額は年間930万~1070万ドルに達している」と答えたという。

 また,25%以上がERPシステム・ダウンにより「生産性が著しく損なわれた」と回答。「売上が著しく損なわれた」「ビジネス・チャンスを失った」「潜在顧客を失った」もそれぞれ15%近くあった。

 MERIT Projectによる調査は,最終的にComputer Associatesのシステム管理ソフトであるUnicenter TNGの必要性を訴えることを狙っている。この調査結果も,そのことを踏まえて見る必要があるだろう。それでも,ERPシステムが停止するといかに多大なインパクトを与えるかをうかがい知ることはできる。

 ERPパッケージとして,回答者の17.6%がPeopleSoft(開発は米PeopleSoft),17.2%がR/3(独SAP),15.8%がOracle Applications(米Oracle)をそれぞれ導入している。サーバーはUNIXが71.5%でダントツだった。