インターナショナルシステムリサーチ(ISR)は9月から,フリーのパソコン用UNIXであるLinuxとFree BSDに対応したWeb-RDB(リレーショナル・データベース)連携ソフト「OpenZOLAR」を無償で提供する。

 同社が販売しているWindows NT/UNIX用Web-RDB連携ソフトのZOLARをフリーUNIXに移植するもの。RDBとして,フリーのPostgres SQLを使う。ISRのパートナであるティージー情報ネットワーク(TG-INET)が開発に協力している。ISRおよびTG-INETのWebサイトからバイナリ形式でダウンロード可能にする予定だ。ソースコードは公開しない。Postgres SQLは別にダウンロードする必要がある。

 ZOLARは,HTML文書に拡張タグや関数を記述することで,RDBを使った動的なWebアプリケーションを構築可能にするソフト。発売は96年1月で,国産のWeb-RDB連携ソフトとしては老舗の一つ。「競合製品は増えているが,製品が成熟しているという点では他の製品に負けない自信がある」(ラウル・メンデス社長)。200社への導入実績を持つという。

 今回,このZOLARをフリーUNIXに対応させたのは,いま急速に注目を集めつつあるLinux/Free BSD用のWeb-RDB連携ソフトの分野でいち早く主導権を取ることと,この市場の普及/啓もうを図るため。Linux/Free BSD用のWeb-RDB連携ソフトとしては,同じくフリーのPHP/FIがあるが「PHP/FIは,Perlなどと同様のスクリプト・ベースのソフト。OpenZOLARはHTMLをベースとするので,より使いやすい」(メンデス社長)。

 OpenZOLARを普及させるため,Linux/Free BSD用の製品を販売するベンダーや,この分野に興味を持つシステム・インテグレータとのアライアンスも積極化したいという。また「OpenZOLARの上で動くアプリケーションの開発も検討している。その場合は,有償で提供することになる」(同)。