システム・インテグレータのクボタシステム開発(本社大阪市)は,静止画像の圧縮/伸張技術BCPC(Block Cosine Permutation Coding)を独自に開発,カメラ・メーカーや医療機器メーカーなどにライセンス販売していく意向だ。また,評価版を同社のWebサイトからダウンロード可能にする予定。

 BCPCは,(1)BCPC-JC(JPEG Compatible),(2)同LS(Lossless System),(3)同JIC(JPEG InCompatible)という3種類の圧縮/伸長技術からなる。このうち(3)のJICはまだ開発中だ。

 JCは,業界標準のJPEGよりも圧縮率は約2倍(カラー画像の場合,100分の1から10分の1程度)で,しかも画質はJPEGと同程度を保てるという。同社が開発したJPEG/BCPC互換エンジンを使うことで,圧縮したデータをJPEGファイルとして利用したり,JPEG画像をさらにBCPCで圧縮したりできる。圧縮画像から原画像を再現することはできない(不可逆)。

 LSは,圧縮した画像から原画像を再現できる(可逆)技術。JPEGとの互換エンジンを持たない代わりに,JCよりも圧縮率をさらに20%高めている。また,画像の解像度を段階的に表示することも可能。現時点では,24ビット・フルカラーのみサポートしている。JICは,LSと同様にJPEGとの互換エンジンを持たないが,三つの方式のうちもっとも劣化が少ない圧縮を可能にするという。