米Microsoftは10月8日,Windows CEの拡張版であるWindows CE Handheld PC Professional Edition(コード名Jupiter,CEのバージョン番号は2.11)を発表した。

 これまでのWindows CEを搭載したハンドヘルドPCは,640×320ドットの画面を持つものが多かった。今回発表したProfessional Editionを使うと,640×480ドット,800×600ドットの画面サイズを扱えるようになる。ただし,きょう体は必然的に大きくなり,キーボードはタッチタイピングが可能な大きさになるだろう(製品のイメージ写真はこちらを参照)。USBやマウス,それにEthernetや携帯電話によるデータ通信にも対応するので,ほとんどノート・パソコン並みのスペックを備えたマシンが実現できそうだ。

 ソフトウエアでは,標準で付属するアプリケーションの強化が目を引く。Pocket Accessは今回から搭載されたもので,単独で業務アプリケーションを動かすことができ,Access 97,SQL Server 7.0,そしてADO(ActiveX Data Objects)経由のデータベース・アクセスも可能だという。Pocket Word,Pocket ExcelはWord 95,97のファイルを直接読み書きできるようになった。Pocket OutlookはIMAP4,POP3というメール交換の新規格に対応,Pocket Internet ExplorerはHTML3.2,JavaScript対応になった。Windowsパソコン側のソフトWindows CE Servicesも2.2にバージョンアップし,シンクロ機能(ActiveSyncと呼ぶ)を強化した。

 Professional EditionはハードウエアのROMに焼き込まれた形で出荷されるため,価格や出荷時期はハードウエア・ベンダーに依存する。Microsoftによれば,カシオ計算機,Compaq Computer,Everex Systems,富士通,Hewlett-Packard,日立製作所,NEC,シャープなどが同OSをサポートする意向を表明しているという。Windows CEに関する詳細は,MicrosoftのWebサイトを参照。