3.0版の最大の特徴は,GUIインタフェースのライブラリ集であるJFC/Swingを完全サポートした点だ。JFC/Swingは,前版の2.5や,他社のJava開発ツールでもすでにサポートしているが,3.0はVisual Cafeの環境内で,Swingのデータ・モデルを直接扱うための独自機能を備えている。他の多くのツールのように,データ・モデルをラッピングして使う必要はない。Swingで用意されているGUI部品をそのまま使え,プロパティを設定するためのプロパティ・エディタや,WYSIWYG機能をサポートしたフォーム・エディタも備える。
サーバーサイドの開発機能も強化した。サーバーサイドのアプレットであるサーブレットをウィザード形式で開発できる機能を備えた。遠隔地のWebサーバー上にあるサーブレットをデバッグすることも可能だ。