製品はActiveXコントロールとDLLの形で1パッケージとして提供される。このため,Visual Basic(VB)のフォームに貼り付けて利用できるほか,Visual C++(VC++)などからDLLとして使うことも可能。
VB-Reportを使う前に,まずExcelを使って帳票のレイアウトをデザインする。こうして作成した帳票ファイル(xlsファイル)をVB-Reportコントロールから呼び出して,帳票イメージの表示(プレビュー)や差し込み印刷などを実行できる。帳票を実行ファイル(EXE)化することも可能。実行ファイルと帳票データのExcelファイルの二つがあれば,Excel本体がない環境でも使用できるようになる。配布も自由。Excelデータを変更すれば,実行ファイルでも反映される。また,データを変更したくない場合には,Excelデータを埋め込んだ実行ファイルを作成することもできる。 価格は5万8000円。対応する開発ツールは,VBとVC++のほかに,Delphi,Borland C++など。Windows 95/98/NTで稼働する。もちろん,別途Excel 95/97本体を用意する必要がある。