シマンテックは12月中旬に,Java開発ツールVisual Cafe for Javaの新版3.0Jを出荷する。最大の特徴は,Java標準のGUIインタフェースのライブラリ集であるJFC(Java Foundation Classes)/Swingを完全サポートした点だ。

 JFC/Swingは,Visual Cafe for Javaの前版2.5や他社のJava開発ツールも一応はサポートしている。だが3.0は,Visual Cafeの環境内でSwingのデータ・モデルを直接扱うための独自機能を備えている点が異なる。このため,他の多くのツールのように,データ・モデルをラッピングして使う必要はない。Swingで用意されているGUI部品をそのまま使えるほか,プロパティを設定するためのプロパティ・エディタや,WYSIWYG機能をサポートしたフォーム・エディタも備える。データベース・アクセスに対応したJFC/Swingもサポートする。

 また,Javaの標準開発キットであるJDK(Java Development Kit)を着脱可能なプラグインJDK機能を搭載することで,JDK1.1.xからJDK1.2までをサポート可能にした。同社が開発したJIT(Just-In-Time)コンパイラも搭載する。ちなみに同社のJITコンパイラはJDKにも採用されており,高速性には定評がある。

 このほか,ドキュメント作成を支援するJavaDocもサポートする。コーディングに関しては,Javaコードヘルパーや文法チェッカ,RADオン/オフ機能などを搭載した。

 サーバー用アプリケーションの開発機能も強化した。サーバー側で動くアプレットであるサーブレットをウィザード形式で開発できる機能を新たに追加した。遠隔地のWebサーバー上にあるサーブレットをデバッグすることも可能だ。また,RMI(Remote Method Invocation)を使った分散システムの開発もサポートする。

 加えて,(1)PVCSやVisual SourceSafe,ClearCaseといった他社製バージョン管理ツールとの連携,(2)JAR/ZIP/CAB形式のファイル圧縮と自動配布機能,(3)Oracle7/8,Microsoft SQL Serverなどのデータベースへのネイティブな接続機能,などを備えている。

 Visual Cafe for Java 3.0Jは,Standard版(1万4800円),Professinal版(4万5000円),Database版(9万4000円)の3種類で構成される。99年第1四半期には,このほかに分散システム開発とチーム開発に対応したEnterprise版も出荷する予定。Windows 95/98/NT4.0で稼働する。