米国の調査会社であるInternational Data Corporation(IDC)が1月18日,1998年における全世界のサーバーOS市場規模の調査結果を発表した。

 何といっても目を引くのは,Linuxの大躍進ぶり。出荷ライセンス本数で,97年実績より212.5%伸びたという。これは,サーバーOSの総出荷ライセンス本数の17%以上を占めることになる。ただし出荷金額をみると,98年では全世界トータルでも3300万ドル程度にとどまっている。

 このほか,Windows NT Serverも相変わらず好調。98年は前年比で27.2%伸び,出荷本数は156万ユニットに達した。NetWareも同13.6%と堅調な伸び。出荷は100万ユニットを超えたという。

 Linux以外のUNIX全体では前年比4.1%の伸びで,同社の予想を下回った。HP-UX,SCO UnixWare,Solarisの伸びは著しかったものの,その他のUNIXの伸びの落ち方が顕著だったという。OS/2 Serverは前年比40.5%のダウン。サーバーOS市場全体では,前年比25.2%の伸びだった。

 IDCは同時に,98年のクライアントOS市場の動向も発表した。それによれば,全世界での総出荷本数は8700万本で,前年比10%の伸びだった。同社は,クライアントOS市場におけるLinuxについて「いわゆる"Anything But Microsoft(ABM:マイクロソフトでなければ何でもいい)"という人たちが増えつつある。これらのABMが,クライアントOSとしてのLinuxに目を向けるよう業界の認識を変えていくのではないか」と予測している。