マイクロフォーカスジャパンは4月28日に,COBOL開発ツールMicro Focus Net Express 3.0Jを出荷開始する。基本的にはCOBOL言語を使ったプログラム開発を支援するツールだが,既存製品のMicro Focus COBOLよりも開発環境を大幅に充実させ,ウィザード・ベースで開発を進められるようにしたのが特徴。「簡単なアプリケーションなら,ほとんどCOBOLコードを書かずに作成できる」(同社)という。

 Net Express 3.0Jは,(1)Micro Focus COBOLコンパイラ,(2)インターネット・アプリケーション・ウィザード,(3)Form Designer,(4)コンポーネント・ウィザード,(5)アニメータ(デバッガ),エディタなど統合開発環境,(6)関連ソフト群などで構成する。(1)のコンパイラ部分は,従来のMicro Focus COBOLと同様。言語仕様は,次期COBOL標準案であるANSI 2000 COBOLを先取りする形で,オブジェクト指向拡張などを図っている。

 (2)は今回の目玉の一つで,ウィザードに対して入力していくことで,HTMLフォームとサーバー用COBOLロジックから成るWebアプリケーションを生成できる。既存のHTMLフォームやODBCデータフォーム,COBOLサブルーチンを使うことも可能。(3)はフォーム設計用のツールで,設計結果からHTMLフォームを生成する。JavaScriptを使い,動的なフォームを作成することも可能。

 (4)は,COBOLアプリケーションをCORBA準拠のミドルウエアOrbix(開発元はアイルランドのIONA Technologies)用のCOBRAコンポーネントとして利用できるようにするもの。このほか,COBOLでActiveXコンポーネントを作成することもできる。

 (6)の関連ソフトとして,スタンドアロン用Webサーバー「Solo」,構成管理ソフト「PVCS」,COBOL専用GUIツール「Dialog Systems」,ODBCドライバ「DataDirect」などをバンドルする。ソース管理にはVisual SourceSafeも使える。またNet Expressで作成したCOBOLアプリケーションを,Visual BasicやVisual C++から呼び出すこともできる。

 Net Expressは米国では97年6月から販売されているが,日本ではこれが初登場となる。稼働環境は,Windows 95/98/NT 4.0。作成したアプリケーションは,これらのOSに加えてHP-UX,Solaris,AIXなどのUNIXでも利用できる。価格は46万円で,半年間は29万円のキャンペーン価格で販売する。ちなみに,Micro Focus COBOL(現バージョンは5.0J)は引き続き販売していくという。