マイクロソフトは6月22日,Visual Studio(VS)6.0用開発キット「MSDE(Microsoft Data Engine) for Visual Studio 6.0」の配布を開始した。Access 2000で新たに搭載予定のデータベース・エンジンMSDEを利用したアプリケーションを,VS 6.0の各ツールで開発/配布できるようにするものだ。同社のWebサイトから無償でダウンロードできるほか,送料込み3150円でCD-ROMの郵送の申し込みも受け付ける。VS 6.0 Enterprise Editionの登録ユーザーには,無償でCD-ROMを郵送する。

 MSDEは,デスクトップ/モバイル・アプリケーションや小規模なクライアント/サーバーシステムを想定したデータベース・エンジン。これまでAccessが搭載していたJetの後継として位置づけられる。同時接続ユーザー数が5人以下,データベースのサイズが2GB以下といった制限があることを除けば,SQL Serverのエンジンと基本的に同等である。MSDE用に作成したアプリケーションは,1行もコードを変更することなくSQL Serverに移行できるという。また,SQL Serverと違ってデータベース接続時のクライアント・ライセンスは不要。このため,作成したアプリケーションは自由に配布できる。

 MSDE for VS 6.0は,このMSDEを利用するアプリケーションを配布する際に同こんする再配布可能なMSDEデータベース・エンジンと,Visual Basic(VB)やVisual C++(VC++)で開発する際に必要なヘッダー・ファイルやユーティリティなどで構成される。4枚組のCD-ROMセットには,これに加えて,(1)アプリケーションの開発およびテストに利用するSQL Server 7.0 Developer Edition,(2)SQL Server 7.0 Service Pack 1,(3)Windows NT Service Pack 4,が付属する。ただし,ダウンロード/CD-ROM配布の対象となるのは,VS 6.0,VB 6.0,VC++ 6.0,Visual InterDev 6.0,Visual J++ 6.0の各ツールのProfessional Edition以上の正規登録ユーザーで,Learning Editionのユーザーは対象外となる。