サイベースは今秋にも,RDB(リレーショナル・データベース)のAdaptive Server Anywhere(ASA)と開発/管理ツールを組み合わせたスイート製品である「SQL Anywhere Studio」のLinux版(日本語版)を出荷開始する。同社のLinux製品は,エンタプライズ向けRDB製品のAdaptive Server Enterpriseに続いて二つ目となる。米Sybaseは,6月14日から英語版を出荷している。

 ASAは,おもにモバイル環境や組み込みシステムでの利用に向くRDB製品。日本では旧称であるSQL Anywhereのほうが通りはいい。98年12月に名称をASAに変更し,サーバー用途にも耐えられるよう強化を施したという。SQL Anywhere Studioは,このASAに(1)レプリケーション支援機能を持つSQL Remote,(2)JDBCドライバjConnect for JDBC,(3)Web開発ツールPowerDynamo,(4)管理ツールSybase Central,(5)レポート作成ツールInfoMaker,(6)設計ツールのSQL Modelerなどを組み合わせたスイート製品である。すでにWindows版は98年12月から出荷している。

 SQL Anywhere Studio for Linuxは,製品構成はWindows版と同等で,ASA,SQL Remote,Jconnect for JDBCをLinuxで動作するようにしたもの。そのほかのツールはWindows版となる。つまり,たとえばWindows環境で複数のASAをすでに使っており,そのうち一つをLinuxに置き換える,といった使い方に適する。そのような形で利用する場合は,Linux版の使用ライセンスを新たに購入する必要はないという。

 価格は未定だが,英語版(1ユーザー399ドル,5ユーザーで999ドル)と大きな差はつけない見込み。6月30日~7月2日に幕張メッセで開催されるWindows World Expo/Tokyo 99で参考出展する予定だ。