NTTソフトウェアは9月21日,Webアプリケーション・サーバーの新版「WebBASE4」を発表した。10月に出荷開始する。価格はWindows NT版が60万円,Solaris(SPARC,Intel)版が200万円。従来製品のWebBASE(バージョン3)はNT版が40万円,UNIX版が170万円だったが,今回機能強化したために価格を上げた。ただ,(1)WebBASE3を求める顧客がいる,(2)いくつかの同社ソフトウエア製品はWebBASE3と併用する必要がある,という理由で,しばらくはWebBASE3とWebBASE4を並売する。

 WebBASEはもともと,独自の「WebBASEスクリプト」を解釈・実行するHTTPサーバー(WebBASE本体)とTPモニターを組み合わせた製品である。TPモニターの名称はUNIX版が「VGUIDE/X」,NT版が「WebBASE monitor」。これらはすべて同社とNTT情報流通プラットフォーム研究所が開発したもので「純国産」(岡田尚巳NTTソフトウェアプロダクト事業部マーケティング部長)なのが特徴だ。同社によれば,96年の発売以来,今日までに日本で800以上のサーバーで運用されている。

 WebBASE4の変更点は,Java(JDK 1.2.1)との親和性を高めたことだ。従来からあるHTTPサーバーとTPモニターに加え,(1)Java Servletを動かす「WebBASE Servlet Engine」,(2)新しいスクリプト言語「WebBASE Server Pagesスクリプト」を解釈・実行するServlet「WebBASE Server Pages」,(3)JDBCドライバ「VGUIDE DBconnector for J」,(4)Javaで記述したTPモニター「WebBASE Jmonitor」を追加した。WebBASE Server Pagesスクリプトを使うと,JDBC経由のデータベース・アクセス,Javaオブジェクトの生成とメソッド呼び出し,EJB(Enterprise JavaBeans)コンポーネントの利用が簡単になるという。複数のスクリプトの間で同じデータを扱える「レジストリ」,複数のデータベース・サーバーや複数のServletサーバーを使った負荷分散も新たな特徴である。

 岡田部長は「Webアプリケーション・サーバーの製品数は40くらいに達している。今後市場が拡大するにつれて"とうた"が始まるだろう」と予測する。WebBASEについては「2001年度に年商14億円でシェア14%,2002年度にはシェア20%でシェア1位を獲得」(同)することが目標という。