OAS 4.0.8は,インターネット・ベースの3階層システムを実現するためのアプリケーション・サーバー。クライアントのWebブラウザとバックエンドのデータベースの中間に位置し,ビジネス・ロジックを高パフォーマンスで運用可能にすることを狙うものだ。新版では,Servlet(JServlet 2.1a),JavaServer Pages,Enterprise JavaBeans 1.0,CORBA,Java Transaction ServiceなどのサーバーサイドのJava技術をほとんどカバーし拡張性を向上。サーバーにかかる負荷を効率的に分散させるPolicy Managerと呼ぶ機能も備えた。また,アプリケーション開発用のプログラミング言語として,既存のPL/SQL,Javaに加えてC++,Perl,COBOLを新たにサポート。既存のアプリケーション資産からの移行を容易にした。
対応プラットフォームは,Solaris,Windows NT。99年11月以降に,HP-UX版,AIX版,そしてLinux版などを順次出荷開始する予定だ。価格はOAS 4.0.8が80万円,Enterprise Editionが250万円。Enterprise Editionには,Oracle8 Server Enterprise Editionも付属する。