ファイルメーカーは1999年11月末からデータベース・ソフトファイルメーカーPro 5シリーズを順次出荷開始する。まずファイルメーカーPro 5(3万9000円)を出荷。続いて2000年第1四半期に,ファイルメーカーPro 5 Unlimited版(12万9000円)とファイルメーカー Server 5(同)を出荷する。さらに,ファイルメーカー Developer 5の出荷も予定している(価格や出荷時期は未定)。いずれもWindows 95/98/NT 4.0,Mac OS 7.6.1以上で稼働する。

 ファイルメーカーPro 5の最大の特徴は,ユーザー・インタフェースを改善し,Office 2000との連携機能を持たせたこと。メニュー構成やツールバーなどのルック・アンド・フィールをOffice 2000に似せ,Office製品と同等の操作でファイルメーカーを操作できるようにした。

 データベースの機能面では,列タイトルにフィールド名を表示可能にしたほか,タイトルをクリックするとソート機能が使用できるようにした。また,ファイルメーカーのデータをExcelやAccess,Wordに取り込めるようになった。従来通り,Excelデータをファイルメーカーのデータベース・ファイルに変換する機能も備える。また,OLEオートメーションを使って,ファイルメーカーとOffice製品を連携させた自動処理ができるようにした。

 Web機能としては,新たにCSS(Cascading Style Sheet)をサポート。作成したデータベースのレイアウト・イメージをそのままWeb上に公開できるようにした。また,他のアプリケーションからファイルメーカー・データベースにアクセス可能になった。FileMaker Pro ODBCドライバを搭載し,ExcelやWord,Access,OracleなどのODBCをサポートするアプリケーション/データベースからODBC経由でファイルメーカーのデータベースにアクセスできる。OracleからファイルメーカーへデータをインポートするFileMaker Oracle ODBCドライバも搭載している。

 その他のエディションの概要は以下の通り。

Unlimited版:Web機能を強化。通常版は,Webブラウザからファイルメーカーに10クライアントまでアクセスできるが,Unlimited版は無制限となる。そのほか,Webサーバー・コネクタという機能を搭載する点も異なる。同機能により,遠隔地からインターネット経由でデータベースを管理可能にするほか,スケーラビリティやセキュリティを強化しているという

Server 5:ファイルメーカーをクライアント/サーバー環境で使うためのサーバー・ソフト。250クライアントまでの同時アクセスや125ファイルまでの同時オープン,遠隔地からのデータベース管理機能や自動バックアップ・スケジューリング機能などを備える

Developer 5:ファイルメーカーPro 5にXMLやJDBC,各種APIを使ってファイルメーカーを拡張するための各種ツールを加えたもの