ターボリナックス ジャパンは12月15日に,サーバー用Linuxディストリビューション「TurboLinux Server日本語版」の新版6.0を出荷開始する。99年10月に出荷開始した前版の1.2から,わずか2カ月でバージョンアップ版を投入することになる。

 TurboLinux Serverは,クライアント向けのLinux製品よりもセキュリティや安定性をより重視してサーバーでの利用に耐えられるようにしたLinux。システム導入時にWebサーバーやメール・サーバー,DNSサーバーといった用途別にインストールできる「目的別インストールタイプ」や,SolarisやHP-UXなどで実績のあるバックアップ・ツール「BRU2000」を搭載していることなどが特徴だ。99年3月に出荷した1.0版と1.2版を合わせて,1万本弱の出荷実績があるという。

 新版6.0の主な目玉は二つ。第一に,Cの標準ライブラリglibc 2.1.2(前版では2.0)を搭載したこと。これにより,オラクルのリレーショナル・データベースの最新版であるOracle8iが利用できるようになった。第二に,エントリ向けに「TurboLinux Server日本語版6.0 SOHO Edition」を新たに投入した。SOHO Editionは,サーバー設定ツール「HDE LinuxController for TurboLinux」が付属するのが特徴。同ツールを使えば,Linuxのコマンドに慣れていない人でも,Webブラウザ上から容易に各種サーバーの設定や起動,停止,バックアップ操作などができるようになるという。ただし,バックアップ・ツールBRUは付属しない。

 6.0版ではこのほか,(1)Linuxカーネルのバージョン2.2.13を搭載,(2)メモリー最大容量を4GBに拡張,(3)サーバー上のプロセスとセッション数を前版の5倍以上に拡張,などの強化を図った。

 価格は,TurboLinux Server日本語版6.0が2万9800円,同SOHO Editionが1万9800円。アップグレードとアカデミック版の価格は同額で1万9800円,1万4800円。今後1年間で,両製品を合わせて3万本の出荷を狙う。