シマンテックは2000年1月から,Java開発ツールの新版VisualCafe 4シリーズを順次出荷する。前版のVisualCafe 3はスタンダード版,プロフェッショナル版,データベース版で構成されていたが,VisualCafe 4ではスタンダード版(1万4800円),エキスパート版(9万8000円),エンタープライズ版(36万円)の三つとなる。まずスタンダード版,エキスパート版を1月24日に出荷開始し,その後にエンタープライズ版を2000年第2四半期に出荷開始する予定だ。

 VisualCafe 4全体に共通する前版からの主な変更点は,(1)Java2に対応(スタンダード版とエキスパート版はJava2 Standard Edition,エンタープライズ版はJava2 Enterprise Edition),(2)同社製のJava2対応JIT(Just In Time)コンパイラの最新版であるJIT4コンパイラを搭載,の2点。

 今回から加わったエキスパート版は,前版までのプロフェッショナル版およびデータベース版の後継にあたる。新たにJDKのバージョンの設定が可能になり,JDK1.1やJava2,および現在ベータ版のJDK1.3などを任意に切り替えて使用できる。このほか,Swingの自動検出,Swing1.0.3からSwing1.1への自動変換,同社製JavaコンパイラをJava2に対応,ネイティブx86コンパイラをJava2に対応,同コンパイラでダイナミック・クラス・ローダー機能をサポート,といった機能追加/強化を図った。

 エンタープライズ版は,同社がVisualCafe Enterprise Suiteとして販売している製品の後継にあたる。JSP(JavaServer Pages)やEJB(Enterprise JavaBeans)などのサーバーサイドJava技術に対応した点が目玉だ。JSP対応機能としてJSPエディタを搭載。同エディタは,ドラッグアンドドロップやJava,HTML,XML構文のハイライト表示,構文チェックなどの機能を備える。配布先のJSPファイルをリモート・デバッグすることも可能。

 またエンタープライズ版は,米BEA SystemsのWebアプリケーション・サーバー,WebLogic Application Serverの開発版をバンドルしている。これにより,VisualCafeとWebLogicを統合した環境でEJBの開発やデバッグ,配布を行うことができる。データベースとして,Oracle8iとPointBase Mobile Edition databaseもバンドルしている。

 BEAは先日,米SymantecからVisualCafeとその開発部門を買収することをアナウンスしたばかり。シマンテック日本法人によれば,新会社による体制が固まるまで,同社が引き続きVisualCafeを販売していく。