インフォテリアは2月3日,「iMaker for Excel(アイメーカーフォーエクセル)」を発表した(図=51KB)。マイクロソフトの表計算ソフトExcel 97/2000のアドイン・ソフトで,ExcelのデータをXMLファイルに書き出す,またはその逆を行える。

 製品パッケージは2種類あり,メイン商品の「Imaker for Excel 1.0」が8万円,同社のXML編集ソフト「iPAD」を組み合わせた「iMaker for Excel 1.0+iPad 1.0」が8万5000円である。年間販売目標は2000本。

 ほかに,ExcelとXML間の変換の詳細を設定する機能を持たない「iMaker Express for Excel 1.0」を用意し,これは同社のWebサイトから無償でダウンロードできるようにする。こちらの年間配布目標は5万本。ここまでのすべてを2月21日に出荷する。

 マイクロソフトはExcel 2000でXML対応とうたったが,実際に書き出されるデータはHTMLファイルで,そこにExcelの計算式やセル保護情報などを格納するためにXMLを使っているだけである。それをInternet Explorerで見ることはできるが,ユーザーが独自のデータを格納するXMLファイルを作れるわけではなかった。発表に同席したマイクロソフトの阿多親市常務は「証券印刷業の顧客からExcel 2000のXML機能が不十分であるという声もいただいた。Excelの次バージョンではよりXML対応を進めることになるが,iMaker for Excelでは今足りないところを補っていただけたらと考えている」と述べた。

 XMLは大規模システム向けのミドルウエア製品が先行し,手軽に試せる製品があまりなかった。iMakerはその点で,XMLに興味がある開発者にとって面白い。ExcelとXML間でのデータ変換方法を格納する「ECFファイル」がXMLで書かれている,iMaker自体がCOMコンポーネントとExcel VBAで作られている,といった点からプログラマがiMakerの機能を利用することもできそうだ。「いつとは言えないが,開発者向けにCOMコンポーネントのインタフェースのドキュメントを出す可能性もある」(インフォテリア)という。