米Computer Associates International(CA)は2月14日,企業向け開発ツールCOOLシリーズなどを有するソフトウエア・ベンダー大手の米Sterling Softwareを買収すると発表した。買収は株式交換によって行われ,買収金額は約40億ドルとソフトウエア業界では空前の規模となる。今春の早い時期までに買収作業を完了させ,4月9日~14日にニューオリンズで開催されるCAのユーザー・カンファレンスCA-Worldで買収後の戦略を明らかにする予定という。

 Sterling Softwareは,COOLシリーズをはじめ,ネットワーク管理ソフト群SOLVE,ストレージ管理ソフト群SAMSなどで知られるソフトウエア・ベンダー。社員数は全世界で3800人,顧客数は2万サイト以上,売上は1999会計年度で8億700万ドル。特にツール関連では,往年のCASEツールを次々と手中に収めてきたことで知られる。例えば,(1)1994年に統合CASEツールADWの開発元である米KnowledgeWareを買収,(2)1997年に統合CASEツールIEF/Composerの開発元である米Texas Instruments Software(Texas Instrumentsのツール部門)を買収,(3)1998年にAS/400用ツールやSynon/2Eやオブジェクト指向CASEツールObsydianの開発元である米Synonを買収,(4)同じく98年にオブジェクト指向分析/設計ツールのObjectTeamや構造化分析/設計ツールのTeamWorkの開発元である米Cayenne Softwareを買収,などを繰り返してきた。

 CAはSterlingの開発ツールやネットワーク管理ソフト,ストレージ管理ソフトなどをデータベースのJasmineやシステム管理ソフトのUnicenter TNG,ビジネス・インテリジェンス・ソフトのNeugentsなどと組み合わせることで,「究極のEビジネス・ソリューション」の提供を狙っていく考えだ。

 Sterling Softwareの日本法人スターリング ソフトウェアの今後についてはまだ決まっていないという。最終的にCAの日本法人コンピュータアソシエイツに統合される可能性が大きい。