まず3月10日から5月31日までの期間限定で,(1)Oracle Linuxポータルキット,(2)Oracle8i開発者キット,という2種類のキャンペーン製品を出荷開始した。(1)はRDBMS(リレーショナル・データベース管理システム)の「Oracle8i Workgroup Server for Linux Release8.1.5(以下,Oracle8i WS)」(5同時ユーザー/10クライアント)と,Web対応のデータベース・アプリケーション開発ツール「Oracle WebDB for Linux Release2.1(以下,WebDB)」(5同時ユーザー)を組み合わせたもの。価格は19万6000円。(2)はOracle 8i WSの1開発者ライセンスとWebDBの90日間トライアル版の組み合わせで,3万9000円。また,WebDB単体(5同時ユーザー)もキャンペーン期間中は9万8000円(通常価格は15万円)で販売する。WebDBのWindows版とSolaris版はすでにリリースされているが,Linux版はこれが初登場となる。
同社は続いて,上記の製品を使って開発されたLinuxアプリケーションのコンテストを行う。(1)Oracle8iおよびWebDBで開発したポータル・サイトに関する「Linuxポータルサイト・デザイン」と,(2)Oracle8iで開発したアプリケーション全般に関する「Linuxアプリケーション」の2部門を設け,それぞれについて作品を募集する。募集の受け付けは6月1日から7月末まで。応募方法や審査方法,賞品などの詳細については,4月1日に同社Webサイトで発表する予定。同社によれば,(1)はデザインを,(2)は独創性を重視したものになる。賞品としては,パソコンや海外イベントへの招待などを検討しているという。