日本SCOは4月28日に,WindowsやUNIXなどで動く既存アプリケーションをWebベースのクライアント/サーバー型アプリケーションとして利用できるようにするソフトウエア「Tarantella Enterprise II日本語版」を出荷開始する。開発は米SCO。

 Tarantellaは,WindowsやUNIX(X Window System)といったサーバーやIBMメインフレームなどの上で動作するアプリケーションを,インターネット/イントラネットで接続されたクライアント上のWebブラウザから操作できるようにするソフトウエア。既存のアプリケーションに変更を加えることなく,Webベースでの運用が可能になる。X Window SystemのXプロトコルや,Windows NT/2000のRDP(Remote Desktop Protocol)を使ってサーバー上のアプリケーションと通信し,これをAIP(Adapteve Internet Protocol)と呼ぶプロトコルに変換してブラウザ/Javaアプレットに渡すことで動作する。

 ユーザーがアクセスできるアプリケーションの設定などは,付属ツールの「Tarantellaコントロールセンター」で集中管理できる。また印刷については,ローカル・プリンタやネットワーク・プリンタなど,ユーザーが指定したプリンタに出力が可能。暗号化をサポートするなど,セキュリティについても考慮している。

 Tarantella本体は,同社のUNIX OSであるUnixWare 7をインストールしたAT互換機上で動作する。Windowsアプリケーションを利用する場合は,別にTerminal Serviceが動作するWindows 2000もしくはWindows NT Terminal Server Editionの環境を用意し,その上で動作させる必要がある。クライアント側はInternet ExplorerやNetscape Communicatorなど,Javaをサポートするブラウザさえあればよい。

 価格は,WindowsとUNIXアプリケーション用それぞれ25ユーザー・ライセンスを含むスターターパックが89万円。ソフトウエア本体は,同社Webサイトからダウンロードするか,メディアキットを購入する(3500円。オンライン・ドキュメントを含む)ことで入手できる。追加ライセンスも用意する。