インフォミックスは2000年8月中旬,JavaベースのORDBMS(オブジェクト型リレーショナル・データベース管理システム)「Informix Cloudscape 3.5 日本語版」を出荷開始する。

 Cloudscapeの特徴は,Java言語で開発されている点。1)データベース本体のCloudscape,2)HTTP,CORBA/IIOPなどの接続プロトコルをサポートするCloudconnector,3)クライアントとサーバーとでデータを同期させるCloudsyncの三つのモジュールで構成する。データベース・エンジン(実体はJavaのクラス・ライブラリ)のサイズが約2MBと小型のため,組み込み機器や携帯情報端末などでも利用できるという。

 今後同社では,11月にもJava対応を強化した次版の3.6を,2001年の第1四半期には,データベース・エンジンのサイズを500Kバイト以下に抑えた3.x(コードネームPokemon)を投入する予定だ。

 対応プラットフォームは,Windows 98/NT 4.0,Redhat Linux 6.0,Solaris 2.6,AIX 4.4.3,HP-UX10.2など。それぞれ,JDK1.1.8またはJDK1.2.2ベースなどで動作する。価格は,Cloudscapeの1ユーザー・ライセンスが2万円から。ほかに10ユーザー・パックやエントリー・パックがある。

 小型データベースという分野では,日本オラクルのOracle Lite,サイベースのSybase Adaptive Server Anywhere(ASA)などが競合製品となるが,同社ではCloudscapeのほうがJavaベースのため移植性にすぐれているとして,今後,モバイル市場などを中心に販売攻勢をかける方針だ。