米Inprise/Borlandは6月27日,新ソフトウエア・コンポーネント・ライブラリ「Borland CLX(component library for cross-platform,クリックスと読む)」を発表した。同社の開発ツールDelphiおよびC++Builder用コンポーネント・ライブラリであるVCL(Visual Component Library)をベースにしたもので,Linux,Windowsという二つのプラットフォームで共通に使えるのが最大の特徴。まず,2000年中にリリース予定の新開発ツールKylix(コード名,Delphi/C++BuilderのLinux版)に組み込まれる形で出荷される。その後登場するWindows版のDelphi/C++Builderにも組み込まれる予定だ。

 CLXを作ったのは,Windows上のVCLをそっくりそのままLinuxに移植することが難しいと判断したため。今後Windows用のDelphi/C++Builderには,VCLとCLXの両方が搭載されることになる。プログラマは,Windows/Linux両用のアプリケーションを書きたい場合はCLXを,Windows専用でよければVCLを使えばよいというわけだ。

 VCLとCLXの差異など詳細な情報はまだ公開されていない。今後,Kylixのベータ版や製品版が登場するにつれてCLXの具体的な姿が明らかになってくるだろう。今回のプレス・リリースはこちらで参照できる。