日本エス・シー・オー(日本SCO)は5月15日,インテル製プロセサ向けUNIXであるUnixWareの新版UnixWare7と,ソフトウエア開発キットを5月25日から出荷すると発表した。既存のバージョン2.1およびサーバー用のOpenServerを統合した後継版である。性能,信頼性,拡張性の高さを売り物に,Windows NTよりハイエンドのサーバー市場を中心に売り込む。

 UnixWare7は,64ビット・アーキテクチャのプロセサMerced(開発コード)に対応するUnixWare64(仮称,99年中に出荷開始予定)への橋渡しとなるバージョン。(1)最大64GBの主記憶・サポート,(2)最大1TB(テラバイト)のファイル・サポート,(3)64ビット・ファイル・システム,(4)64ビット整数演算(long long型)など,64ビット・アーキテクチャ対応機能を取り入れている。このほか,インテリジェント入出力システムの規格I2OやホットプラグPCIへの対応,HTML化したオンライン・ドキュメント,Netscape FastTrack Serverのバンドル,などの機能を追加した。

 ライセンス形態も新しくした。ユーザーは,ソフトウエアとマニュアルをパッケージに入れた「メディアキット」(9500円)を購入すると,60日間無料ですべてのソフトを試用できる。その後ライセンスを購入すれば,正式に使用できる。

 UnixWare7と同時に開発キット「UnixWare&OpenServer開発キット(UDK)」も発売する。UDKは,C/C++コンパイラ,デバッガ,パフォーマンス・プロファイラ,ネットワーク/GUI用拡張API,JDK 1.1.3などがセットになっており,価格は7万4000円。UDKには,米Sun MicrosystemsのJava Workshop 2.0 SCO版とJava Studio 1.0 SCO版という2種類のJava開発ツールも付属するのが注目される。日本SCOは,この2製品を単独でも販売する(価格はそれぞれ1万5500円,1万2000円)。ただし現在は英語版である。