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DBミラーリングの設定は簡単

図5●データベース・ミラーリングの設定(1)
管理ツールSQL Server Management Studioの左側のペインから[データベース]-[AdventureWorks]を選択し,右クリックでプロパティを選択する。プロパティ画面の左側のメニューから[ミラーリング]を選択する。
図6●データベース・ミラーリングの設定(2)
図5右の設定画面で,[セキュリティの構成]ボタンをクリックするとウィザードが立ち上がる。
表2●SQL Server 2005で提供する代表的な高可用性機能

 最後にデータベース・ミラーリングの設定手順を説明しよう。今回は,SQL Server 2005ベータ2日本語版をもとに解説する。画面が一部日本語化されていないがご了解いただきたい。ここでは,SQL Server 2005で標準提供されるサンプル・データベース「AdventureWorks」を利用している。全サーバーにAdventureWorksデータベースがインストールされているとして説明する。

 構成を行う前に,データベース・ミラーリングに参加するサーバー,もしくはインスタンスがWindows Serverのドメイン*に参加していることを確認しよう。これは必要不可欠なので注意したい。

 また,プリンシパル,ミラー,ウィットネスの役割となるサーバーを3台用意し,3台ともにSQL Server 2005をインストールしている。それから新しい管理ツールであるSQL Server Management Studioのウィザードを利用してデータベース・ミラーリングを設定する。ちなみに,スクリプトによって構成することも可能である。

 設定の手順はあまり多くなくそれほど難しくない。

(1)まずSQL Server Management Studioの左側のペインから[データベース]-[AdventureWorks]を選択し(図5a[拡大表示]),右クリックでプロパティを開く。プロパティ画面の左側のメニューから[ミラーリング]を選択すると設定画面が表示される(図5b[拡大表示])。

(2)設定画面の中から,[セキュリティの構成]ボタンをクリックする。ウィザードが立ち上がり,ウィットネス・サーバーの構成を含めるか(図6a[拡大表示]),ミラーとウィットネスを設定するか(図6b[拡大表示])に続き,サーバー・インスタンスの接続に関する設定(図6c[拡大表示])が表示されるのでデフォルトのまま進む。

(3)次にプリンシパルの設定を行う画面となる(図6d[拡大表示])。ここで,プリンシパル,およびエンドポイントとなるミラー・サーバー名を設定する。またプリンシパル,およびミラー間での暗号化設定を行う。

(4)次にミラー・サーバーを設定する(図6e[拡大表示])。ミラー・サーバーのサーバー名,もしくはインスタンス名を選択する。[Connect]ボタンをクリックして,接続可能かどうかを確認する。

(5)次にウィットネス・サーバーを設定する(図6f[拡大表示])。ミラー・サーバーと同様に,ウィットネスのサーバー名,もしくはインスタンス名を設定する(図6g[拡大表示])。

(6)プリンシパル,ミラー,ウィットネスの各サーバーのサービス・アカウント*を設定する(図6h[拡大表示])。

(7)手順(6)まで設定し,次へ進むと設定の確認画面が表示される(図6i[拡大表示])。内容を確認し次へ進むと,構成が成功した画面が表示される(図6j[拡大表示])。

(8)データベース・ミラーリングの設定画面(図6k[拡大表示])に戻り,プリンシパル,ミラー,およびウィットネス(画面では,「ミラーリング監視」)用のサーバー,もしくはインスタンスの表示が設定される。また,この際に,画面の中段の[動作モード]で,同期モード/非同期モードの設定を行える。[OK]ボタンをクリックすると設定は完了だ。

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 SQL Server 2005では,高い可用性を実現するため,データベース・ミラーリング以外にも,フェイル・オーバー・クラスタリングの強化をはじめとする様々な新機能や拡張機能が提供されている(表2[拡大表示])。これらを活用することで,現在のSQL Server 2000以上の一層高い可用性を実現していることが分かる。