マイクロソフトはグループウエアの新版「Exchange 2000」を11月10日から出荷する。出荷するのはクラスタリング機能や分散データベース機能が備わった「Exchange 2000 Enterprise Server」,データベース・サイズなどを制限した「同 Server」,TV会議機能の追加オプションである「同 Conferencing Server」の3製品。ワークフローの定義ツール「Microsoft Workflow Designer for Exchange 2000 Server」はEnterprise ServerとServerに付属する。

 Exchange 2000では,ユーザー情報やメール・データの管理方法が大きく変わり,Windows 2000と密接に連携するようになった。たとえば,ユーザー情報はWindows 2000のActive Directory側で管理され,ユーザーを移動すると自動的に電子メール関連のデータや設定情報を変更できる。すべての機能を使うには,クライアント側でOutlook 2000が必要だが,Webブラウザやエクスプローラからでも一部の機能が使える。

 ただし,機能強化された分だけ価格も上がった。たとえば,Enterprise Serverは127万8000円とパッケージ価格を単純に比較すると従来の約2倍だ。クライアント・アクセス・ライセンスも約1.3倍に値上がりした(詳しくは該当サイトを参照)。プラットフォーム製品部コラボレーションサーバープロダクトグループの藤縄智春プロダクトマネージャは,「価格は機能に見合っている。Server版については他社製品に比べても安い。企業向けのライセンス販売(Open LicenseやSelect)価格は抑えてある」と説明している。

 なお,既存のExchange 4.xや5.xをExchange 2000へ移行する作業は簡単ではないだろう。事前にActive Directoryを構築したり,いったんExchange 5.5 SP3にアップグレードしなければならないからだ。製品パッケージにはExchange 5.5が同梱してあるため,4.xユーザーが5.5とExchange 2000の両方を購入する必要はない。
(目次 康男=日経Windows2000)

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