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 マイクロソフトは,1月11日,Office 2000の新しい修正モジュールである「Office 2000 Service Pack2日本語版」の提供を開始した。適用するとOffice 2000 Service Release 1提供後に見つかった障害やセキュリティ上の弱点をまとめて修正できる。半面,セキュリティ向上のためOutlook 2000のメールで添付できるファイルの種類が減るなど利用が不便になる部分もある。安易な適用は避けたい。

 今回の修正モジュールをOffice 2000 SR-1に適用すると,ウイルスなどによる「Word 2000 Visual Basic for Applications のEmailSendコマンド」の悪用を防ぐ機能が追加される,「Excel 2000を利用している場合に,Windows Me上で特定フォントが別のフォントに置き換わる」という障害が解決するなどが可能になる。これまで個別に提供されていた修正モジュールをまとめていることもあり,適用作業は大幅に楽になる。

 半面,「Outlook 2000 SR-1アップデート:電子メールセキュリティ」のようにセキュリティ上の理由で機能を制限するモジュールもOffice 2000 SP2には含まれる。その結果,Office 2000 SP2を適用すると,実行ファイルの「EXE」やショートカットの「lnk」などの拡張子を持つファイルをOutlookに添付するとき警告が出たり,該当拡張子ファイルが添付されたメールを受け取ると削除されたりするなどの状態が発生する。メールで感染するウイルスなどを防ぐためではあるが,なかなか不便だ。マイクロソフトも「欠くことのできないOffice 2000のアップデートということではありません」(該当サイト)と位置づけている。適用はこれらのメリットやデメリットを総合的に判断して決めるべきだろう。

 修正モジュールの適用対象は,Outlook 2000,Access 2000,Excel 2000,Word 2000,FrontPage 2000,PowerPoint 2000,Access 2000ランタイム。いずれもすでに提供されているOffice 2000 Service Release 1を適用した状態になっている必要がある。マイクロソフトのWebサイト(該当サイト)からすぐダウンロードできるほか,今後雑誌付録のCD,TechNet,MSDNなどから入手できるようにするという。
(干場 一彦=日経Windows2000)

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