ソニーは2001年3月6日,独自規格のAIT(Advanced Intelligent Tape)フォーマットのテープ・ドライブをベースとしたストレージ製品を拡充し,ストレージ関連事業を強化する方針を明らかにした。

 ソニーは同日,AIT-2カセット30巻(1巻当たりの非圧縮時最大容量は50Gバイト)を収納し,圧縮時3.9Tバイト,非圧縮時1.5Tバイトの記録ができるテープ・ライブラリ装置「LIB-304/A2」(330万円)を4月21日に発売すると発表。さらに2001年内には,非圧縮時容量を1巻あたり100Gバイトに高めた「AIT-3」フォーマットのテープ・ドライブを商品化する。

 併せて,NAS(Network Attached Storage)を中心とするネットワーク対応型のストレージ製品を拡充する方針。バックアップ媒体としてのAITと,ダイレクト・アクセス・ストレージ媒体としてのHDDを組み合わたネットワーク・ファイル・サーバーやNASバックアップ・サーバーなどの製品を2001年内に発売する予定という。

 テープ装置はこれまでパソコンやワークステーションに直接接続するDAS(Direct Attached Storage)タイプが主流であり,ソニーは主に各メーカー向けのOEM事業として手がけてきた。しかしブロードバンド化とともにネットワークに接続するNASタイプの市場が急拡大しているのを受け,同社はネットワーク型ストレージ製品を拡充するとともに,OEMではなく,ソニー・ブランドで積極的に事業展開することにした。

(木村 亮=ニュース編集部)