クリスタルディシジョンズ(旧日本シーゲイトソフトウェア,4月1日に社名を変更)は4月4日,レポーティング/OLAP(オンライン分析処理)システム構築ツール「Crystal Enterprise 8」を発表した。既存のOLAPシステム構築ツール「Seagate Info 7」の後継製品に当たる。出荷開始は4月16日。レポート作成ツールの「Crystal Reports 8.5」とOLAPツールの「Crystal Analysis 8」を同梱する。

 Crystal Enterprise 8は,Crystal ReportsやCrystal Analysisで作成した対話的なレポートをWebコンテンツとして配布することができる。パソコン上のWebブラウザなどのシン・クライアント環境に加え,携帯電話上のブラウザなど,いわゆるゼロ・クライアント環境にも対応する。従来のSeagate Infoに比べてカスタマイズ機能を強化し,一般のHTML(Hypertext Markup Language)編集ツールを用いてユーザー・インターフェースをカスタマイズできるようにした。単体のレポートを公開するだけでなく,外部のWebアプリケーションや企業内ポータルとの統合がしやすくなった。ユーザーごとに情報をパーソナライズするプロファイリング・サービスや,格納されたレポートへの検索サービスなども内蔵する。

 製品にはStandardエディションとProfessionalエディションの2種類がある。下位版のStandardエディションは単一サーバーでのみ運用可能で,比較的少数のユーザーを対象とする組織向け。Professionalエディションはより大規模な組織を対象とする。複数サーバーでの負荷分散やフェイルオーバー処理などに対応する。さらにProfessionalエディションではオブジェクト単位でアクセス権限を設定可能で,さまざまなレベルの情報をユーザーごとに適切に配布できる。

 価格はStandardエディションが150万円(5ユーザーの同時アクセス・ライセンス付き)から,Professionalエディションが200万円(25ユーザーの同時アクセス・ライセンス付き)から。同時アクセス数によるライセンスのほか,プロセッサ・ライセンスや特定のアカウントを持つユーザーからのアクセスだけを受けるネームド・ユーザー・ライセンスも用意する。
(斉藤国博)