コンピュータ・アソシエイツ(CA)は4月中に,ミッドレンジ市場向けのネットワーク管理ソフトの新版「NetworkIT バージョン2.0」を出荷開始する。NetworkITは,同社の統合運用管理ツール「Unicenter TNG」をベースに,ネットワーク管理に特化した製品。Windows NT/2000やSolarisなどを搭載したサーバーや,ルーターやスイッチなど各種ネットワーク機器を監視する機能を備える。各種デバイスを自動で検知して,2次元や3次元のネットワーク図を表示することによって,視覚的に管理できる。新版では,ネットワークの障害を検知する機能を強化した。

 新バージョンの特徴は,ネットワーク障害を検知するだけでなく,障害が起こる前に予測する機能があること。過去2週間のネットワーク・トラフィックと,現在の各種デバイス機器の稼働状態を比較分析することで,ネットワーク障害を予測している。

 また,複数のデバイスから発生した警告情報から問題となるデバイスを特定する機能も搭載されている。通常あるデバイスが故障すると,そのデバイスと通信する他の正常なデバイスからも警告を通知する。このため,デバイスの数が多い場合にはどのデバイスが問題を引き起こしているのか,特定すること難しい。NetworkITでは,この複数の警告情報を分析することにより,どのデバイスが最初に問題を引き起こしているのかをすばやく特定できる。

 このほか,ネットワーク機器の管理機能も強化されており,ルーターやサーバーなど複数のデバイスがどの業務に使われているのかを,グループ化する機能が備わっている。これを利用すれば,デバイスがどの部門でどの業務で使われているのかなどをすぐに把握できるようになる。

 NetworkITの稼働環境は,対応OSがWindows NT 4.0/2000。ただし,ネットワーク・トラフィックを収集する場合には別途SQL Server 7.0が必要。CPUやメモリー使用率などサーバーのハードウエアを監視する場合には別途各サーバーに組み込むSystem Agentを必要とする。価格は,NetworkITが116万円(1000IPまでのデバイス),System Agentが8万円(Windows NT/2000サーバー10台)から。

(小野 亮=日経Windows 2000)