シトリックス・システムズ・ジャパンは,Windowsターミナル・サーバー・ソフトの新版MetaFrame XP 1.0 for Windowsを発売した。5月末から出荷を開始する。従来版のMetaFrame 1.8に比べて管理機能などを大幅に強化するとともに,サーバーへの接続数で価格を決めるライセンス体系に変更した。

 Windowsターミナル・サーバー・ソフトは,Windows用のデスクトップ・アプリケーションをWindows NT/2000のサーバー側にインストールしておき,複数のクライアントPCや専用端末からアプリケーションを同時に操作できる環境を提供するソフトウエア。ユーザーは通常のパソコンを使っているのと全く同じ感覚で操作できる。デスクトップ・アプリケーションを多数のパソコンへインストールする手間が不要なことや,高性能なサーバーを用意すれば,パソコン側の性能が低くても高速に動作させられるというメリットがある。

 Windows 2000 Serverの「ターミナル・サービス」も同様の機能を持っているが,これは米Citrix Systems社から技術提供されたものである。MetaFrameは,インターネット経由やリモート・アクセスなどLAN以外の環境にも対応できるという特徴がある。

 今回発表したMetaFrame XPでは,管理機能を大幅に強化した。マイクロソフト管理コンソールによく似たユーザー・インターフェースで,ネットワーク上の複数のMetaFrameサーバーを一元的に操作する機能が加わった。アプリケーションを全サーバーに一括してインストールしたり,プリンタ・ドライバの追加などができる。Active Directoryにも対応した。Active Directoryドメインに登録されているユーザーごとにアプリケーションの使用権限などを設定できる。

 サーバー数などの規模に合わせて,サーバー数台規模のMetaFrame XPs,数十台規模の同XPa,数百大規模の同XPe,の3種類の製品を提供する。従来はサーバー数によって価格が決まっていたが,XPでは接続数で使用料が決まる価格体系になった。価格は公表していないが,中規模ユーザーでは従来のMetaFrame 1.8と同等だという。

新出 英明=日経Windows 2000