マイクロソフトは5月31日,ビジネス・グラフィックス・ソフト「Visio」の新版(Version 2002)を発表した。7月19日に出荷を開始する。Office XPファミリの各製品を補完するソフトと位置づけ,ユーザー・インターフェースをOffice XPと同じものにした。Office XPと同様にプロダクト・アクティベーション(ライセンス認証)操作が必要になる。

 現行バージョンの「Visio 2000」は機能によって4種類のパッケージがあったが,Visio 2002では「Visio Standard」と「Visio Professional」の2種類になった。Standardは「Visio 2000 Standard Edition」の後継で,従来通りビジネス・ユーザー向きの製品である。一方,Professional版は「Visio 2000 Professional Edition」および「Visio 2000 Technical Edition」の両方を合わせたものに相当する。ネットワーク図やデータベース図,フロア配置図など,テクニカル・ドローイング向けの機能を組み込んでいる。

 Visio 2000最上位版のEnterprise Editionの後継製品は,今回,ラインナップから外れた。ただし,ネットワークを自動探索してネットワーク図を自動で作成する機能を,Visio Professionalのアドオン・ツールとして2001年内に出荷開始する予定である。このほか,ソフトウエアやデータベース設計のための「フォワード・エンジニアリング」機能が,現在ベータ・テスト中の開発ツール「Visual Studio.NET」に組み込まれていくという。

 Visio 2002の推定小売価格は,同Standardが2万2800円,同Professionalが6万4800円。それぞれアップグレード版やアカデミック版を用意するほか,6月1日から7月31日までに現行版のVisio 2000を購入したユーザーに向け,Visio 2002の相当製品へ2000円でアップグレードする「パスポート キャンペーン」も実施する。

斉藤 国博=日経Windows 2000