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 米Microsoftは,次期デスクトップOSであるWindows XPが搭載するプロダクト・アクティベーションという不正コピー防止機能を簡素化することを明らかにした。システムのハードウエアの構成を変更した際,不必要に再アクティベーション処理をしなくて済むようになる。

 ユーザーは,これまでのプロダクト・アクティベーションに不満を持っていた。不正コピーを防止するため,1台のPCには,OSを基本的に1回だけインストールすることを強いるよう設計されている。非常に拘束的な仕組みで,ハードウエア構成を変更したときには再アクティベーションという処理が必要になる。通常,これはMicrosoftに電話をかけて行う。

 Microsoftは,プロダクト・アクティベーションには恐れられているほど大きな問題はないと常に主張している。最近では,同社とは独立した会社がその仕組みを監査し,同じ結論を出している。しかし,Microsoftは,ユーザーの嘆願を聞き入れて,プロダクト・アクティベーションをPCのアップグレードの際にも問題が出ないように修正することにしたという。

「Windows XP RC1(Release Candidate 1)では,(プロダクト・アクティベーションは)PCのハードウエア構成を変更するヘビー・ユーザーにとって悩みになるだろう。そこで,我々はそうしたユーザーに影響が少なくなるよう,この機能を修正することを決定した」とMSの幹部は語っている。

 詳細はまだ最終決定されていないが,この修正により,一定期間内であれば,ユーザーはこの仕組みが検出しているハードウエア・デバイスを4つまで再アクティベーションなしにアップグレードできるようになる見込みだ。

 4つを超えるデバイスを変更するときには電話による再アクティベーションが必要になる。「しかし,それも非常に簡単なものである。ユーザーは変更点を伝えると,キーが与えられる。それで終了だ。しつこくたずねることはしない」(MicrosoftのShawn Sanfordグループ・プロダクト・マネージャ)。

 製品が発売された日にはより明確にこうした動作が明らかになる。Microsoftは,Windows XPのダイアログ・ボックスを修正し,個人的な情報がアクティベーションの際に送信されないと表示するものに変える予定だ。

 同社は,多くのユーザーが(不可欠である)アクティベーションと,(任意である)ユーザー登録をいまだに混同していると指摘している。この疑念を晴らすため,Microsoftはプロダクト・アクティベーションの仕組みに関する技術文書を公開する計画だ。