コンパックコンピュータは8月29日,データ伝送速度が11Mビット/秒の無線LAN規格に準拠した製品群「Compaq WLシリーズ」の新版を発表した(該当サイト)。新版では,電波の届く範囲を拡大し,送受信するデータの暗号化機能を強化するなど,企業ユースをより意識した機能改善を施している。高機能のアクセス・ポイントを追加するなど,製品ラインアップも拡充した。

 今回新たに追加した製品の1つが,1台で2台分のアクセス・ポイントとして機能する「WL510」。アクセス・ポイント内に2枚の無線LANアダプタを装着することで,無線エリアを2重化できる。通信の耐障害性を強化できるほか,伝送速度の低下を防止する効果もある。WL510に接続可能なクライアントの台数は最大510台。有線LANのインターフェースは100BASE-TXに対応した。2重化構成に対応していない従来タイプのアクセス・ポイント「WL410」も販売する。

 USB対応の無線LANアダプタ「WL215」も新たに追加した。USBポート経由で無線LANが使えるようになる。128ビットの暗号化機能に対応している。

 このほか,PCカード・スロットに装着する無線LANアダプタ「WL110」とPCIスロットに装着する「WL210」も用意した。ともに,従来製品の「同100」と「同200」の後継。データの暗号化機能を従来の64ビットから128ビットに強化したほか,電波の届く範囲も従来の300メートルから550メートルに伸ばしたという。

 価格は,アクセスポイントの「WL410」が7万7200円,「WL510」が10万8000円。無線LANアダプタの「WL110」が1万6800円,「WL210」が2万300円,「WL215」が1万4800円。いずれも9月下旬に出荷を開始する。アダプタの対応OSはWindows 9x/NT/2000など。

(菅井 光浩=日経Windows 2000)