日本IBMは,電話からの音声通話でWebアプリケーションを利用可能にするサーバー・ソフト「WebSphere Voice Server V2.0」を発表した。欧米では既に販売されていたが,V2.0で日本語に初めて対応した。2002年2月に出荷予定。

 WebSphere Voice Serverは,音声アプリケーションを実現するために開発された言語「VoiceXML」を利用して,電話とコンピュータ間で音声応答を可能にする製品。利用者が電話で話したアナログ音声を同製品が文字列(VoiceXML)に変換したり,Webアプリケーション・サーバーのWebSphere Application Serverから送信される文字列を音声に変換することが可能である。音声認識には,個人向け音声認識ソフト「Via Voice」の技術を利用した。テレフォン・バンキングや電話による証券取引,企業のコール・センターなどの用途に向く。

 音声通話を変換できる言語は,日本語以外にも,英語(英,米),フランス語,ドイツ語,中国語(繁体,簡体),イタリア語,スペイン語の9つに対応する。同製品と組み合わせて利用できる他社製品は,米Cisco SystemsのVoIP装置や米Dialogicの音声処理ボード。

 WebSphere Voice Serverは音声変換ソフトのほか,開発用のWebアプリケーション・サーバーである「WebSphere Application Server,Advanced Developer Edition 4.0」,音声アプリケーションの構築を容易にする「WebSphere Voice Toolkit」,PC上で音声アプリケーションの模擬実行が可能な「WebSphere Voice Server Software Developers Kit」などを同こんする。

 サポートする機能は一部異なるが,対応OSはWindows 2000とAIX。価格は289万5900円(1言語のサポート)から。

(小野 亮=日経Windowsプロ)