マウンテンビュー・データは2001年11月28日,NAS(Network Attached Storage)向けのOS「MVD Powered NAS v.1.0」を発表した。MVD Powered NASは,ハードウエア・メーカー向けにOEM供給され,単体での販売は行わない。ぷらっとホームが,このOSを搭載したNAS「NARS Server」を10月26日に発表している。マイクロソフトがNASやWebサーバーなどのアプライアンス・サーバー向けに出荷している「Windows Powered OS」の対抗馬となりそうだ。

 MVD Powered NASはLinuxのredhat7.1をベースに,カーネルやファイル・システムの機能強化を図った。Webベースの管理ツール「MVD Share Manager」を備え,Internet ExplorerやNetscapeからGUI操作で機能設定や稼働監視ができる。また,NASに格納したデータの更新履歴(世代)を管理可能なスナップショット機能を備えるのが特徴。スナップショットは最大255回取得できる。今後,NAS間でデータをリアルタイムに同期させる機能追加や,サーバーレスでバックアップを実行するNDMP(Network Data Management Protocol)に対応する予定。

 現在,NAS向けのOSはハードウエア・メーカーが独自に開発したものや,Windows 2000ベースのWindows Powered OSなどが使われている。マウンテンビュー・データは価格が50万円から1000万円のNAS製品をターゲットにしており,2003年末までに台数ベースで日本のNAS市場のシェア40%を目指している。既に大手パソコン・メーカーを含む20社程度が採用を検討しているという。

(茂木 龍太=日経Windowsプロ)